加盟団体詳細

俳句教室

  • 代表者
    髙橋 いすゞ
  • お問合せ先
    0532-25-5165

俳句は、鉛筆1本あれば何時でもどこでも作ることが出来ます。
俳句は、子どもから大人まで誰でも作れます。
一緒に今から始めませんか?
そして野や海辺へみんなで散策に出掛けませんか?
きっと春夏秋冬が今よりもっと楽しいものになるでしょう。

 

田原俳句教室

句会開催日 令和3年9月23日

 今日は秋のお彼岸のお中日です。
 日差しも風も秋めいてまいりました。

  ・深みゆく秋の音とも夜の雨   弘行
  ・長き夜は遠き波音近くなり   宏一
  ・玄関にまつり手ぬぐい九月来ぬ   文夫
  ・月光の遍く照らすダンボール   ひろこ
  ・敬老日吾に咲きをる花一輪   みは
  ・跳び箱を跳び越す不思議うろこ雲   えい子
  ・月白やものの匂ひの濃くなりて   さち子
  ・初に見たアニメはハイジ羊雲   和
  ・秋の雲生れる夜明けの向かふ側   いすゞ

句会開催日 令和3年8月26日

 長雨の後の厳しい残暑 身体に堪えます。

  • 遠くより山鳩の声水澄めり   弘行
  • ゆれながらもの沈みゆく水の秋   宏一
  • 余生とは病む時間かも秋に入る   文夫 
  • 地下街の出口は迷路終戦忌   ひろこ
  • 仏壇に色を束ねて日日草   みは
  • 舗装路にダイヤのマーク通草(あけび)の実   えい子
  • 指の背で眼鏡押し上ぐ君の汗   さち子
  • 盆用意スペイン風邪かも過去帳に   和
  • 銀漢にこぼれし死者の嘆き聴く   天形京子
  • 見渡せばただぽつねんと案山子かな   直之
  • 縄文の遺構に残る暑さかな   いすゞ

 

句会開催日 令和3年7月22日

 7月より句会再開しました。やっぱり句会は楽しい!

  • 単線のホーム青田のど真ん中   宏一
  • 子蜥蜴のちょいと迷へる足捌き   文夫
  • 産土(うぶすな)の森が水源青田波   ひろこ
  • 卯の花や明治女の置きみやげ   みは
  • 通信簿全部を褒めて夏休み   えい子
  • 水飯やいつもお供の塩こんぶ   きみ江
  • 雲の峰地上の事は些末にて   和
  • 万緑に呑み込まれゆく屋根二つ   さち子
  • 見事なり真っ赤なトマト桃太郎   京子
  • うた詠みの日課となりて夏夕べ   天形京子
  • 聴いてゐるバッハ覆ふや蝉時雨   直之
  • 天狗茄子片手に余る面構へ   いすゞ

 

句会開催日 令和3年5月9日

 コロナの為5月27日の句会は休会としました。今回は9日の句会分です。

  • 薔薇散つて色重ね合ふ多佳子の忌   弘行
  • 新緑に新緑の樹々重なりぬ   宏一
  • 花いつか欠片となりぬ春の夢   文夫
  • 野蒜摘む父の姿ぞ懐かしむ   スミ子
  • 妣(はは)の味あぢはふやうに柏餅   えい子
  • 産土の青葉がくれの古屋かな   ようこ
  • 夏めけるお昼の麺は何がいい? 和
  • クラシックカー磨き上げ待つ五月  さち子
  • 十薬を根ごと引き抜く昼下がり   京子(あ)
  • ふらここを慌てて降りて呼びかけに   直之
  • 菖蒲の日少し熱めの湯を立てる  いすゞ

 

句会開催日 令和3年4月22日

 今年のゴールデンウイークも自粛の日々・・。

  • 山藤の揺らぐは風の枝のままに   弘行
  • 波の音きくも涼しき伊良湖岬   宏一
  • 目刺しうまし頭一気にかみ砕き   文夫
  • アルプスを背に高遠の山桜   すみれ
  • 初夏の風受けて流るる太極拳   スミ子
  • 聖火ランナー静かに走る鳥曇り   ひろこ
  • 鳥曇昭和生まれの乳母車   みは
  • 鳥曇小さく大きく海の声   えい子
  • 鉋くず木の香散らすや春の風   きみ江
  • パスポート期限も過ぎて鳥曇   和
  • 犇めいて光となりぬ白躑躅   さち子
  • 大鍋のわらび一気に翠なす   天形京子
  • 盛り塩のかたち崩るる鳥曇り   いすゞ

  

 句会開催日 令和3325

 滝頭公園の桜も見頃を迎えています。 

  • ・春愁と言ひて紛らす程のこと   弘行
  • ・この春も一期一会の山桜   宏一
  • ・待ちぼうけ土筆惚けてゆくばかり   文夫
  • ・あらすみれ蒲公英土筆も庭の隅   すみれ
  • ・裏面へと溢るる春愁一筆箋   ひろこ
  • ・にぎやかに芽吹く芍薬鳥の声   みは
  • ・近寄ればぐっと押し来る春の山   えい子
  • ・蕗味噌を愛でる齢となりにけり   きみ江
  • ・蘖(ひこばえ)の懲りぬ青さを羨めり   さち子
  • ・葱坊主背伸びし送る自宅葬   和
  • ・うららかや干物ネットに干す野菜   いすゞ

 

令和3225日コロナの為句会中止

 メール句会に変更 兼題「二月」又は「自由題」

  • ・流れゆく雲をふくらめ二月の日   弘行
  • ・雪だより走る雲みて部屋ごもり   精市
  • ・朝焼けや吹けば片寄る春氷  みは
  • ・天皇の直立の美の二月かな  よう子
  • ・身罷りし二月のをんな梅の花  文夫
  • ・チェンソーの軽きひびきや二月尽   スミ子
  • ・菜の花や父の歳越誕生日  ひろこ
  • ・めぐりきて二月のひかり風に香の  えい子
  • ・・コロナ禍の気分一掃春の海  和子
  • ・忍耐のアイコンタクト二月ゆく  天形京子
  • ・足早に逃げる二月を呆然と  いすゞ

 

令和3128日 コロナの為句会中止

 メール句会に変更 兼題「日脚伸ぶ」又は「自由題」

  • ・読み返す歴史小説日脚伸ぶ   弘行
  • ・日脚伸ぶ妻の仕事も我が仕事   精市
  • ・冬晴れや心底晴れず妻病めり   宏一
  • ・焼芋の湯気をめがねに盗られけり   文夫
  • ・初稽古お福茶碗の笑い顔   すみれ
  • ・日脚伸ぶ祈る終息まちわびて   スミ子
  • ・コウバイの花満ちみちて日脚伸ぶ   和子
  • ・一打の気迫無言の子等は寒稽古   ひろこ
  • ・目薬がこぼれた頬に日脚伸ぶ   みは
  • ・ゆったりと家居の読書日脚伸ぶ   えいこ
  • ・縁側に座布団並ぶ日脚伸ぶ    ようこ
  • ・日脚伸ぶ強いて歩幅を広げけり   さち子
  • ・日脚伸ぶ読み上げ算の珠ひびき    天形京子
  • ・強面(こはもて)の田面の緩び日脚伸ぶ   いすゞ

 

句会開催日 令和2年12月24

コロナで始まりコロナで暮れました。

短日の暮れつつ並ぶ星二つ   弘行
消しゴムの屑てのひらに冬景色   文夫
巣ごもりの鯖味噌上出来冬なかば   ひろこ
しわしわ手十八番の栗ようかん   みは
短日の用事ひとつに二重丸   えい子
街灯の自動点灯暮早し   きみ江
欅枯る埋め尽くせる恋一つ   さち子
ミニバスに乗客ひとり月冴ゆる   和
半島は荒海真近山眠る   天形京子

セコイアの影の枯れゆく夕間暮   いすゞ

 

句会開催日 令和2年11月26

コロナの第三波でしょうか。気を引き締めねばと思うこの頃です。

・影を連れ日を連れ冬の蜆蝶   弘行
・立冬や葉末にしづる昨夜の雨   宏一
・蒲団干す竿のかなたに太平洋   文夫
・十足の露地草履干す小春かな   すみれ
・自粛の世ひと日抜け出す冬帽子   ひろこ
・風の音廊下陣取る干蒲団   みは
・癒される本のひとこと冬木の芽   えい子
・お隣さんもお向かいさんも布団干す   きみ江
・桟ごとの影の淡さや神無月   さち子

・飲んだかと薬確かめあふ小春   和
・さよならはハガキ一枚返り花   天形京子
・濁りなき十一月の月の海   いすゞ

 

句会開催日 令和21022

 十三夜は1029日です。お月様に会えるでしょうか。

・東西へ空を結べる鰯雲   弘行
・眼に無数こころに一つ赤とんぼ   宏一
・この畦に千のあしあと曼珠沙華   文夫
・潮の香や岬の秋は波静か   すみれ
・伊勢遥か海の参道雁の声   ひろこ
・ゆっくりと腰を落として露草や   みは
・秋蝶のとめどなく訪ふ日和かな   えい子
・馬追の部屋のどこかで鳴きにけり   きみ江
・銀杏散る缶けりの子の「また明日」   さち子
・行く秋や趣味のひとつを手ばなして   和
・鬼まんじゅう藷の大小湯気の中   天形
・秋の野に名草探せる日和かな   いすゞ

 

句会開催日 令和2年9月24日

 朝晩 秋めいてまいりました。

・朝湯を欲すとある九月の朝のこと   弘行
・豪快に天の落書き鰯雲   宏一
・三越へ秋の気配に触れにゆく   文夫
・白南天ほうじ茶好きの姪の居て   えい子
・茶柱の立ちて本日敬老日   ようこ
・平凡な生活ありていわし雲   きみ江
・踝(くるぶし)に触れて過ぎゆく秋の風   さち子
・秋桜や風に抗なふ風切羽   安佐
・思ひ出のひとつ九月の転入生   和
・秋風や足占(あうら)してみる旅の空      天形
・かまきりの身を震はせて構へけり   いすゞ

 

句会開催日  令和2年8月27日

 堪えがたい残暑に心が折れそうです。

・朝顔に雨の名残の雫かな         弘行
・稲の花補修終へたる大幟       文夫
・沖一線紺を深めて秋至る            ひろ子
・窓を拭く影のありけり揚羽蝶     みは
・十人のばあばとなりて稲の花    えい子
・銀漢や大河もついに溢れけり    ようこ
・夕風やいつのまにやら稲の花    きみ江
・スミ1に試合は果てて残暑かな   さち子
・置き去りの小舟たゆとふ初秋かな  安佐
・百日紅咲いている間の片想い     和
・板の間に風をひろいて昼寝かな   天形
・電柱の雁字搦めの残暑かな
              いすゞ

句会開催日  令和2年7月23日

 雷が鳴ると梅雨が開けると言いますが今年はそうでもないようです。

・噴水に触れては母を見返る子      弘行
・暦からばりっと夏を剝がしけり   宏一
・花オクラ長き短き一日閉ぢ        えい子
・農作物もう限界と夏日待ち        きみ江
・夏雲やその足もとへあと数歩     ようこ
・螳螂の髭の滴をぬぐいけり       さち子
・焼酎と舌禍の種を飲み込んで     安佐
・御仏も静かに息す緑雨かな       和
・せがまれる昔話や夏蒲団          天形
・トラクターでんと大暑の農具小屋   いすゞ

句会開催日  令和2年6月25日
  全員マスク着用での句会です。

・何語るはがきの余白梅雨深し   弘行
・パラソルにどっしり太陽乗ったまま   宏一
・香水のにほひ噂のあたらしき   文夫
・前触れは三和土の湿り迎へ梅雨   えい子
・そこここにカタカナ語増え梅雨じめり   ひろ子
・久々の回転寿司や花山葵   みは
・南天の花揺らす風真向なり   きみ江
・夕空へ昼の暑熱の吸はれゆく   さち子
・夕見ればさらにひと巻ねじり花   和
・くり返す御文の勤行五月晴   天形
・青梅雨や女坂には木の手摺   いすゞ

 句会開催日  令和2年326
ウィルス感染予防の為、窓を開けての句会でした。45月はお休みします。
・流れつつ空へ溶け入る春の雲   弘行
・春潮の岬に遊ぶ波の音   宏一
・風車まわして風の去りにけり   文夫
・あたたかやボール遊びの球の音   えい子
・小さき花の交々香る春日かな   さち子
・橋脚をぬらりと逃れ春の川   いすゞ

●句会開催日  令和2年2月27日
コロナウイルスに追われて2月が逃げて行きます
・日の陰りまた日の戻り春浅し   弘行
・凪の海花菜の丘と光りあふ   宏一
・春めくや風の岬を旅のひと   文夫
・捨つる雑誌拾ひ読みする春炬燵   ひろ子
・外(と)にでようスキップジャンプ春の野へ   きみ江
・下萌やレンガ越えてはならぬなり   えい子
・早春や北校舎より「早春賦」   ように
・春の川生命(いのち)湧き立ち濁りけり   さち子
・手袋をとりなぐさめる女子生徒   和
・敷藁に猫や雀や牡丹の芽   いすゞ

●句会開催日   令和2年1月23日

お正月もあっという間に過ぎました。
・山茶花の花を終へゆく頃の雨   弘行
・恙なき日々を大事に春を待つ   宏一
・声にしてものがたり読む冬夜かな   文夫
・初風や鷹の脇腹茜さす   ひろ子
・やわらかに蕾ふくらむ寒あやめ   みは
・打ち初めやスマッシュ決まる右コーナー   ようこ
・冬萌や小さき希望の香りして   安佐
・氏神の煙くすぶり初御空   きみ江
・初御籤隣を覗く羽織かな   さち子
・懐かしき玩具絵本も初市に   和
・寒暁の染むる玻璃戸の蔦模様   いすゞ

●令和元年12月26日
令和元年の納め句座です。
・煮凝りの小骨の反りの美しく   弘行
・冬初め何かが咲いて庭あかり   宏一
・木枯らしに口笛連れていかれけり   文夫
・散髪で完結夫の年用意   ひろ子
・常備薬きらさぬことも年用意   ようこ
・電波塔錆落としつつ年送る   さち子
・年の暮喪中はがきの多くなり   きょうこ
・苔玉に赤き色添へ年迎ふ   和
・鬼柚子の大きな貌と湯に浸かる   いすゞ

●句会開催日   令和元年1128
インフルエンザが流行っております。お気を付けください。
柊の花に増しゆく空の紺        弘
●干せるものすべて干したる小春かな   宏一
●秋うらら信楽たぬき腹の下       文夫
鈍行の一日旅行神無月         ひろ子
夕晴れをふと見上げれば木守柿     スミ子
●牡蠣
むきて内の七色透けにけり     きみ江
庭先にふと頬ゆるむ返り花       えい子
見さだめしりんご一つの持ち重り    ようこ
●力無き光を吸ひて実南天        さち子
指先に菜の香菜の色菜を間引く     きょうこ
引きたての大根うっかり煮すぎたわ   和
肥料袋に大根育てて蜑(あま)の家   いすゞ

句会開催日   令和元年1024
本来ならば爽やかな季節なのに・・。 

●しみじみと多病息災敬老日       宏一
●唇はもの食うとびら慾の秋       文夫
●魁は桜紅葉や自刃の地         ひろ子
●山川を又も過ぎ行く野分かな      和子
●香りたつ青き草履や今年藁       きみ江
●鵙猛けて高熱の地球危なかし      ようこ
●人力車から下りる花嫁曼珠沙華     さち子
●木の実落つ小さき駅舎にひとりきり   和
●木犀に風の行方を聞く朝(あした)   いすゞ


◎句会開催日   令和元年9月26日

青空の下キャベツがスクスク育っています。

・水澄みて風澄み山の影もまた       宏一
・一葉また一葉落ちけり桐の秋     文夫
・露草や見えざるものに耳澄ます     ひろ子
・「ごめんなさい」「アイムソーリー」爽やかに   栄子
・紅萩の大こぼれして風紅し          ようこ
・長き夜古書に斜めの走り書き       安佐
・稲刈りや猫は香箱組みてをり       さち子
・背を伸ばし伸ばした手元零余子かな   みは
・国分寺跡と知ってか彼岸花           和 
・コンバイン水飲むやうに稲を刈る   いすゞ

◎句会開催日   令和元年829

早朝 秋の気配が漂っています
 ●八月の月を掲げる凪の海         弘行
●秋晴の大秋晴の伊良湖岬         宏一
●ヒロシマにぶつかる夏の石畳       文夫
●雨音もメロディなりし秋の雨       きみ江
●今朝の窓ちいさき秋の入りにけり     ようこ
●八月やサルトリイバラの実の青し     ひろこ
●殿様飛蝗大きく跳ねて雲となり      安佐
●おしろいや台所から水の音        さち子
●八月や参る人なき墓増えて        和
●秋に入る「月」三キロの村光る      みは
●八月のうねりの底の鉄兜         いすゞ

◎句会開催日 令和元年7月25日
南方海上の低気圧が不穏な動き

●ぼうふらの生きる動きをひたすらに        弘行
●ともかくも生きねばならぬ暑さかな         宏一
●夏帽子不意の別離の忘れもの           文夫
● 凌霄の花の高きに星一つ             栄子
●硝子戸の家守に明り灯しおき            きみ江
●天翔けよ君の愛用夏帽子              よう子
●約束を反古ににしただけ百日紅           安佐
●子子や九の字九の字で水を蹴る          真弓
●凌霄の花を屁の飯屋かな               さち子
●そろり入る水まだかたき海開き           和
●ひもすがら棒振虫の空を蹴る            いすゞ
※季語    凌霄の花(のうぜんのはな)
子子(ぼうふら)
棒振虫(ぼうふりむし・・・・ぼうふらのこと)

◎句会開催日 令和元年6月27日
「梅霖」という季語があります。「霖」は長雨のこと。

●それとなく梅雨にかこちて成せぬこと      弘行
●水を張る田に夏雲の一つ浮き          宏一
●物差しで背中をかけば父の夏          文夫
●夕焼けの厨をそめてまだ余る          栄子
●夕焼けに守られる子等の下校かな       きみ江
●鬱(うつ)の字に潜むもろもろ梅雨重し      ひろ子
●風入れて蛍ぶくろのふくらみぬ          よう子
●雨傘や一国二制の梅雨の闇           安佐
●青田波夫の家事もいたにつき                     すみれ
●遠志かる法華の太鼓雲の峰           さちこ
●色明きジャムとポプリの梅雨見舞        和
●夕焼けを積んでタンカー入港す         いすゞ

◎句会開催日  令和元年5月23日
令和に入って最初の初心者教室です。風薫る一日でした。

●青蘆の丈を沈めて濁り川             弘行
●満点の星に抱かるる植田かな          宏一
ものの影心の翳へ蜥蜴入る          文夫
●琵琶の実の影を地面に重たげに         栄子
●月見草浜辺の二人気にかかり          きみ江
●遠山の滲むや万の椎の花             よう子
●転移なしと診断受けし日の新茶         安佐
●灯台の錆し錠前青葉潮              さち子
●山車納む蔵そびえ立ち青葉影         和
●叔父余命新茶の許(もと)に領けり               真弓
●南風(みなみかぜ)吹く弘法麦の硬きき穂に  いすゞ

◎句会開催日 平成31年4月25日
瀧頭公園八重桜が 重たげに揺れています

●地に伏せし日数の色に春落葉         弘行
●亀鳴くやすっぽんばかり値がついて     青無子
●蒼天の光を掬ひ花辛夷             宏一
●春の服まるい眼鏡の画学生          文夫
●ロボットに遠き廃炉や亀鳴けり         ひろ子
●姉見舞ふなつかし里は春のむ         和子
●娘はや三児の母や若葉風           すみれ
●五七五と数え蛙の目借時            きみ江
●春光を掟へて投網の放物線           安佐
●葉桜や渡り廊下のないしょ言           さち子
●温かき声の聞こえる遺影かな          和
●夏近む琉球ガラスに海の色            いすゞ

◎句会開催日  平成31年3月28日
桜前線 足踏み中

●残る鴨雨の水輪に囲まるる           弘行
●多数派になるかも知れぬ残る鴨        青無子
●花に来て女(おみな) 無口になりにけり    宏一
●鴨引くや別れの歌は校舎から         ひろ子
●初花や大河は潮のの満ちてをり       えい子
●囀りの八方より聞く一軒家           よう子
●楽しくて面白くて春休み             きみ江
●光芒に乗りて飛び立て残り鴨         安佐
●忙しなく浜の地蔵の風車            和
●青饅や義母は御歳 百五歳          いすゞ

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